「夢日記はやめたほうがいい」は本当?─5年続けてわかったこと

夢占いで検索するたび、朝から残念な気持ちになっていた

昔から、夢をよく見る方でした。しかも、見た夢を細かいところまで覚えているタイプ。

だから朝起きると、夢に出てきた単語をそのまま検索窓に打ち込んで、夢占いのサイトを読むのが習慣になっていました。

でも、不思議なことに気づきます。

どのサイトを見ても、書いてあることがだいたい同じなのです。
「ストレスが溜まっているサインです」「不安の表れです」
そんなマイナスの解釈ばかり。

せっかく面白い夢を見たのに、検索した瞬間に「あなたは疲れています」と言われて、朝から残念な気持ちになる。
そんなことを何度も繰り返していました。

「夢日記は危険」という説に、半分開き直って始めた

ある日、小説のような面白い夢を見ました。

これは残しておきたい。
そう思って記録を始めようとしたとき、「夢日記をつけると頭がおかしくなるからやめたほうがいい」という記事を見つけました。

普通なら、ここでやめておくのかもしれません。

ですが当時のわたしは心が沈みがちで、心療内科にも通っていた時期でした。
だから正直、「もう頭おかしいかもしれないし」と半分開き直りの気持ちしかありませんでした。

それなら、誰かの解釈に振り回されるより、自分で自分の夢を記録して、自分なりの意味を見つけてみたい。
そんな好奇心で、夢日記を始めました。

あれから5年。

結論から言うと、頭はおかしくなっていません。
それどころか、精神状態は5年前よりずっと落ち着いて、いまでは心療内科に通うこともなくなりました。
むしろ、自分のことがよくわかるようになったことで、自分のことを少し大切に思えるようになったのです。

わたしの夢日記の続け方

記録には「ドリームズ」という夢日記アプリを使っています。

ドリームズ

ドリームズ

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朝、目が覚めたら、ベッドの中でそのままアプリを開いて書く。これだけです。

はっきりしたビジョンが見えた夢は、アプリ内でイラストも描けるので、言葉にしにくい情景も残せます。

実は、5年続いた理由を考えてみると、たったひとつのルールに行き着きます。
それは「無理に夢を見ようとしない」こと。

夢には、よく見る時期と見ない時期の波があります。
見ない時期に「記録しなきゃ」と頑張ると、義務になって続きません。

見ない時期は流れに任せる。波が戻ってきたらまた書く。
それくらいの距離感が、長続きする秘訣です。

5年続けて変わったこと──夢と現実はつながっている

夢日記を続けていちばん変わったのは、現実の見え方でした。

夢分析では、夢に出てくるものを「象徴」として捉え、自分の心に照らし合わせていきます。
水は感情、家は自分自身──というように。

この見方に慣れてくると、あることに気づきます。
象徴は、夢の中だけでなく、現実の中にもたくさん埋め込まれているのです。

ふと目に留まった音楽、なぜか気になる出来事、タイミングよく訪れる偶然。
夢を読む目で現実を見ると、世界がメッセージに満ちていることに気づきます。

夢が教えてくれていたこと──銃の夢の話

具体的な話をひとつさせてください。

ある時期、わたしは銃の夢をよく見ていました。
チームで戦う夢、戦いながら空高くジャンプする夢。当時は、なぜそんな夢を見るのか全くわかりませんでした。

実はわたしは、親の影響で長い間ゲームと距離を置いていました。
受験期間中にゲームをやって怒鳴られたり、親にドラクエのデータを消されたり。
両親の離婚にゲームが関わったりしていたので、なかなかまっすぐな気持ちで「好き」と言えなかったんですね。
本当は好きなのに。

そんなある日、欲しいと言ったわけでもないのに、パートナーがスプラトゥーン3というゲームを買ってくれたのです。

「懐かしい…」
初代スプラトゥーン夢中になってやってたことを思い出し、ワクワクとノスタルジックな気持ちを抱えながらソフトを手に取りました。

スプラトゥーンは、銃で撃ち合い、チームで戦い、スーパージャンプで空を飛ぶゲーム。
そう、あの夢と同じでした。

ふと「やってみたい」と思い立って、ゲームを始めたその日の夜。
わたしは銃弾をお菓子みたいにボリボリ食べる夢を見ました。

食べるという行為は、夢分析では「取り込む・受け入れる」の象徴です。
銃弾は、わたしがずっと抑えてきた攻撃性そのもの。

本来表現されるはずの攻撃性が、現実の出来事(ゲームへのマイナスな感情)によって滞っていた。
しかしそれが再び流れ始めたから、「攻撃性を取り込む・受け入れる」という内容の夢になったのだと思います。

それはわたしにとって「ゲームをやっていいんだ」という確信になりました。
抑圧していたものがひとつ解放された感覚があって、面白いことに、それを境にしばらく夢を見る頻度がぐっと減ったのです。

伝えるべきことを伝え終えたから、夢は少し静かになったのかもしれません。

これから夢日記を始めるあなたへ

夢日記は、頭がおかしくなる危険なものではありませんでした。
少なくともわたしにとっては、本当の自分の願いや思いを知るための、いちばん身近な入口でした。

自分と向き合いたい──少しでもそう思っているなら、夢日記を始めてみてほしいです。

明日の朝、夢を覚えていたら、スマホのメモにひとこと書いてみる。
そこからで十分です。

あなたの夢が、より豊かな現実を生きるきっかけになりますように。


このブログ「眠れない夜に、夢を読む」では、夢占い・易占い・心理学を入り口に、自分自身を探求する方法を綴っていきます。

答えをお渡しするのではなく、あなたが自分だけの答えを見つけるための「ヒント」を渡せたら──そんな思いで書いています。

眠れない夜に、また遊びに来てください。

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